玉城町に生息の希少植物や昆虫13点 北井さん写真展

【玉城町に生息する希少な植物や昆虫の写真を紹介する北井さん(左)と御村さん=玉城町勝田の観光案内・地場産品販売処「城」で】

【度会郡】三重県玉城町勝田の観光案内・地場産品販売処「城(ぐすく)」で、伊勢市二見町三津のフリーカメラマン、北井誠也さん(65)が玉城町内に生息する希少な植物や昆虫を撮影した写真展が開かれている。31日まで。

北井さんは約40年前から、伊勢志摩周辺の植物を中心とした自然や地域の祭り、風習など幅広い題材を撮り続けるほか、環境省自然公園指導員として国の担当者と情報交換しながら調査協力している。

同展は、玉城町の貴重な自然環境を知ってもらおうと企画。絶滅の恐れのある野生生物に関する保全状況や生態などの情報を記載した、県レッドデータブックに載っている植物や昆虫など13点を展示した。

スイレン科のヒツジグサは、太陽の光を浴びて可憐な花が水面に映り、美しさを際立たせている。希少種のベニイトトンボはハート形になって交尾する雄と雌の姿を捉えた。2センチほどの白い花を咲かせるミツガシワ科のガガブタ、樹木に着生し、細長く垂れた花序に橙色の小さな花をつけるヨウラクランなども並ぶ。

北井さんは「ヒツジグサは伊勢志摩国立公園内でも見たことがない。今すごく減っているので5年後に消えないか心配。何とか保護してほしい」、同展を企画した町観光まちづくり協会の御村一真さんは「玉城町には歴史や文化以外に豊かな自然もあることをPRできれば」と話した。