終戦75年、英霊感謝 参列断り記帳所設置 ウイルス感染防止で

【記帳する参拝者ら=津市広明町の県護国神社で】

【津】終戦から75年の節目を迎えた15日、三重県出身の戦没者ら6万300余柱がまつられている県護国神社(津市広明町)で英霊感謝祭があった。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために神職だけで祭典を実施したものの、参拝者ら約50人が自主的に集まり、平和への祈りをささげた。

祭典は参列者で密集や密接するのを防ぐため、事前にインターネット上などで参列を断り、神職だけで実施。代わりに1―15日まで記帳所を設置し、参拝者が記帳した名簿を神前に奉納した。

それでも政府主催の「全国戦没者追悼式」に合わせて始まった祭典には、マスク姿の参拝者が集まった。間隔を空けて1分間の黙とうをささげ、戦没者の冥福を祈った。参拝後、記帳台で名前を記していた。

名張市の男性(54)は「コロナなどいろいろなことがあるが、先人がいるからこそ今の平和な世の中があるので、参拝に訪れた。遺族が高齢化しているので誰かが思いを引き継がないといけない」と話した。