松阪の柴田さん最優秀賞 日本写真家協会展で三重県初

【賞状と盾を掲げる柴田さん(左)と最優秀賞が表紙の展示会カタログを示す竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県松阪市高須町の写真家、柴田匡繁さん(69)は14日、松阪市役所で竹上真人市長に第45回「JPS(日本写真家協会)展」最優秀賞受賞を報告した。最優秀賞は県初。

職業写真家でつくるJPSは会員約1600人。昭和26年に第1回展を開き、同52年から一般公募を始めた。

柴田さんは造船所勤務の傍ら25歳から趣味で写真を始め、現在は写真教室「愛写道」を主宰。同市美術展覧会審査員やみえ県展事業委員を務めた。

JPS展には「神使」を一般部門に出品し、1662人が5358点を応募した中から最優秀賞の文部科学大臣賞に輝いた。

受賞作は3枚組みで、それぞれは鳥居に掛かる額の真ん中にある蜂の巣、神馬、神職。大阪の神社で撮った蜂の巣をきっかけに組み写真を構想し、神職は伊勢神宮の内宮で撮影。神馬はイメージに沿って撮れず悩み、昨年10月には心筋梗塞を患い、「締め切りがあり、切羽詰まって県内の神社を巡っていた時、伊賀の神社で見つかった」という。

柴田さんは「受賞して写真を引き延ばした時、あらためて素晴らしさに感動した」と喜んだ。

5月の東京都での表彰式は新型コロナウイルスのため中止。5―7月の東京、京都、愛知での受賞作品展は来年に延期された。