三重で新たに7人感染 新型ウイルス「緊急警戒宣言」を延長

【記者会見で、緊急警戒宣言の延長を発表する鈴木知事=三重県庁で】

三重県は14日、未就学児を含む50代までの男女7人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。鈴木英敬知事は今月16日までとしていた「緊急警戒宣言」の期間を今月末まで延長すると表明した。

県によると、新たに判明した感染者は、四日市市1人▽いなべ市4人▽鈴鹿市1人▽松阪市1人―で、13日の検査結果から陽性と判明。重症者はいない。県内の感染者は延べ275人となった。

いなべ市の30代無職女性、10代会社員女性、男子高校生、未就学の女児は、3日に感染が判明した30代会社員男性の家族。当時の検査は陰性だったが、うち3人の発症を受けて再検査し、陽性と判明した。

県は4人が再検査で陽性となった理由について「最初の検査時は感染していなかったか、ウイルス量が少なかった」と推定。4人とも健康観察中だったことから「この家族からの感染拡大はない」としている。

鈴木知事は14日の記者会見で「緊急警戒宣言を出して10日が経過し、感染者が減少しているのは県民による努力のおかげだが、大学でのクラスター(感染者集団)が発生するなど予断を許さない」と述べた。

また、直近の感染例を踏まえた対策を「10の取組」として宣言に盛り込んだと説明。感染者のうち無症状者が少ないことや県外との取引が多い企業で感染が発生していることなどを明記し、注意を呼び掛けた。