高齢者の個人情報紛失 鈴鹿の民生委員が2人分 三重

三重県は11日、鈴鹿市の女性民生委員が高齢者2人分の個人情報が書かれた書類を紛失したと発表した。うち1人分は、持病なども記載されていた。県は「紛失による被害は確認されていない」としている。

県によると、紛失したのは、地元の民生委員協議会が主催する「1人暮らし高齢者のつどい」の参加申込書と、救急搬送時に患者の個人情報を救急隊員らに知らせる「市救急情報ネックレス」の交付申込書。

「つどい」の参加申込書には、高齢者2人の氏名や電話番号、緊急連絡先などが記載されていた。「市救急情報ネックレス」の交付申込書には、高齢者1人分のかかりつけの病院や持病も書かれていたという。

女性委員は3日、事前に回収した書類の入った封筒を自転車のかごに入れたまま別の高齢者宅を訪問。5分後に自転車に戻ると、書類がなくなっていた。鈴鹿署に遺失物届を提出し、高齢者2人に謝罪した。

委員らの指導を所管する県地域福祉課は「個人情報の取り扱いについて、あらためて注意喚起する」と説明。女性委員が書類を自転車かごに入れたままにしていた理由は「把握できていない」としている。