登山、安全に楽しんで 遭難防止に届け提出 山の日に啓発 三重

【登山客(左)に遭難防止と感染症対策を呼び掛ける会員ら=津市安濃町草生で】

新型コロナウイルスの感染拡大で密を避けられるレジャーとして山登りの人気が高まっていることを受け、三重県山岳遭難防止対策連絡協議会は「山の日」の10日、県内3カ所の登山道入り口で、登山客に登山届けの提出や感染症対策の徹底などを啓発した。

協議会は県や県警、県山岳・スポーツクライミング連盟、6市町で組織。山登りやハイキングが増加するシーズンを迎え、遭難防止や感染症対策を周知するために、竜ヶ岳(いなべ市)▽御在所岳(菰野町)▽経ヶ峰―3つの登山道の入り口で実施した。

経ヶ峰で主要な登山道の一つ津市安濃町草生の平尾登山道入り口では、県山岳・スポーツクライミング連盟の会員らが登山客に登山届けの提出を啓発。感染症対策として、登山前の体調確認や混雑状況に応じたマスクの着用、消毒の徹底などを呼び掛けた。

同連盟に加盟するひさい山岳会の水谷勉会長(66)は「新型コロナウイルスの影響で3密を避けようと、ファミリー層を中心に登山客が増えている。遭難に気をつけながら楽しんでほしい」と話した。

県によると、令和元年に県内で発生した遭難は前年比23件増の74件で、統計が残る昭和50年以降で最多。態様別では、道迷いや疲労の件数が倍増しているという。