新型ウイルス 三重県内、新たに11人が感染 三重大クラスター47人新たに検査へ

三重県は10日、10―80代の男女11人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。一日に発表される感染者が10人以上となるのは2日ぶり。県内の感染者は延べ249人となった。

県によると、新たに判明した感染者は、四日市市5人▽鈴鹿市1人▽いなべ市1人▽伊賀市1人▽伊勢市1人▽津市2人―で、いずれも9日の検査結果で陽性と判明した。重症者はいない。

このうち3人は、感染者の濃厚接触者として特定されていた。残る8人のうち四日市市内の男女4人は県外への訪問や来県者との接触が確認されていないといい、市保健所が感染経路を調べている。

これまでに看護師や患者ら3人の感染が確認された主体会病院(四日市市城北町)では、新たに40代女性看護師の感染が判明。6日の検査結果は陰性だったが、7日に発熱。再検査で陽性と判明した。

市保健所は10日、この病院で検査対象となった入院患者は既に感染が判明している1人を除いて全員が陰性だったと発表。一方、新たに感染が判明した40代女性看護師の同僚ら3人を検査対象に加えた。

いなべ市の50代男性歯科医は2日に悪寒があり、3日に発熱した。6日まで自身が営む市内の歯科医院で診療に当たっていたといい、県は歯科医院の患者やスタッフらへの接触者調査を進める。

一方、クラスター(感染者集団)が発生した三重大医学部では新たな感染者の発表はなかったが、県は8日に感染が判明した教員の同僚や指導を受けた学生ら47人を新たに検査すると決めた。

鈴木英敬知事は10日の記者会見で、このクラスターについて「医療関係の学部ということもあり、われわれとしては火種を残したくない。関係者の健康調査を続け、症状がある人を検査していく」と述べた。