名工らの作品52点 四日市で「萬古の系譜」企画展

【作品を鑑賞する来館者ら=四日市市安島の市文化会館展示室で】

【四日市】三重県四日市市安島の市文化会館展示室で8日、市文化まちづくり財団による企画展「萬古不易の系譜 古萬古から四日市萬古焼まで」が始まった。江戸時代、萬古焼の創始者沼波弄山から脈々と受け継がれてきた名工らの特徴的な作品52点を展示している。9月6日まで。月曜日は休み(第2・祝日を除く)。

沼波弄山(1718―77年)独自の更紗模様の赤絵が施されたペルシャ風デザインの水差し「色絵窓龍鳳凰文盛盞瓶」や「色絵窓山水文雪輪鉢」などの古萬古の代表的な作品や、それを継承した射和萬古作品も並ぶ。

弄山の後、一時途絶えた萬古焼を森有節、千秋兄弟が再興。木型による成形、桃色に発色する釉薬(ゆうやく)を使った盛絵技法の「木型作菊花文急須」などの華麗な有節萬古から、大胆かつ繊細な技術の「遊び猫」や「手捻狸摘急須」など、四日市萬古の特徴的な作品までが展示されている。

同展担当者は「萬古焼300年の歴史をたどる貴重な作品。古萬古から有節、四日市萬古への流れを旅していただきたい」と話していた。