新たに17人が感染 80代男性が重症、初の警察官も

【記者会見で、家族内での感染にも注意を呼び掛ける鈴木知事=県庁で】

三重県は8日、10―80代の男女17人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち津市の80代無職男性が重症。松阪署で勤務する男性巡査長の感染も確認された。県内で警察官の感染が確認されるのは初めて。感染者は延べ229人となった。

新たな感染者は、四日市市2人▽東員町1人▽桑名市2人▽鈴鹿市3人▽亀山市1人▽津市4人▽松阪市3人▽伊賀市1人―で、7日の検査結果で判明。うち13人は感染者との接触が確認されている。

県によると、重症の男性は先月31日にせきがあり、今月5日には発熱して呼吸困難となった。人工呼吸器を付けて集中治療室で治療を受けている。先月26日まで県外の親族が帰省していたという。

県警によると、津市内に住む松阪署の30代男性巡査長は、4日午前から5日午前までの勤務を終え、帰宅した後に発熱。3日に同市内の実家を訪れた際、愛知県からの訪問者と接触していた。

この巡査長は留置場に収容中の人らに対する世話を担当していた。同署は巡査長の濃厚接触者5人を含む約20人の署員を自宅待機とし、署内を消毒した。留置場内で体調不良を訴えている人はいないという。

新たな感染者のうち、桑名市の70代無職女性は県外への訪問や来県者との接触が確認されず、県が感染経路を調べている。女性は6日に発熱し、友人の送迎で医療機関を訪れて検査を受けていた。

これまでに看護師と入院患者の3人が感染した主体会病院(四日市市城北町)では、看護師の同僚や入院患者ら105人を検査し、既に判明した感染者を除く全員が陰性だった。一方、市は院内の約30人を追加で検査する。

鈴木英敬知事は8日の記者会見で、新たな感染者の多くが家族内での感染とみられるとした上で「お盆に家族と長く過ごす人も多いと思う。家の中でも入念に対策を講じてもらいたい」と呼び掛けた。