最低賃金1円引き上げ 県内874円に、審議会が答申 三重

労使代表や有識者でつくる「三重地方最低賃金審議会」は5日、三重県の最低賃金(時間額)を現行から1円引き上げ、874円に改正するよう三重労働局の西田和史局長に答申した。引き上げ答申は17年連続。引き上げ率は0・1%で、過去最低となった。10月1日から適用される見通し。昨年度は前年度比27円増だったが、新型コロナウイルスの影響で引き上げ額が大幅に抑制された。

使用者側、労働者側、公益委員の各5人で構成。同局によると、最低賃金を引き上げる流れが停滞するのをおそれる労働者側と、コロナ禍による企業業績の悪化で引き上げに反対する使用者側の意見が対立した。答申額は賛成9、反対5の賛成多数で決定した。

同日、津市島崎町の津第二地方合同庁舎で、審議会の安井広伸会長が西田局長に答申書を手渡した。

最低賃金は、厚生労働省の中央最低賃金審議会の答申に基づいて都道府県ごとに決定。中央最低賃金審議会は本年度、コロナ禍の影響を踏まえ「現行水準の維持が適当」とし、リーマン・ショック後の平成21年以来、11年ぶりに引き上げ額の目安を示さなかった。