事実と証拠に徹底対峙 津地検 森本検事正が就任会見 三重

【就任会見に臨む森本検事正=津地検で】

先月31日付で津地検の検事正に着任した前東京地検特捜部長の森本宏氏(52)が3日、三重県の津地検で就任記者会見を開き「事案の真相を解明し、適切な刑罰権を行使するのが検察の使命。事実と証拠には厳しく、徹底的に向き合う」と抱負を語った。

森本検事正は学生時代、弁護士志望だったことを紹介。検察官を目指すようになった理由について「検察修習を通し、事案の真相をとことんまで探求し、能動的に解明に臨むことができる仕事と知った。そこにおもしろさ、やりがいを感じた」と説明した

座右の銘は「一期一会」。「取り調べで人から話を聞く時には、今日ここでしか聞けないことがあるのではないか」と考え、その瞬間瞬間に全力をぶつけてきたという。

前任の東京地検特捜部長として手がけた中で、印象に残った事件は「海外との関係もあり、この時代どういう風に進めていくのかという難しさを感じたのは日産の事件」とし、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告を逮捕した事件を挙げた。

森本検事正は岐阜県下呂市萩原町出身。名古屋大法学部を卒業後、平成4年に任官し、内閣官房副長官秘書官や東京地検特捜部副部長などを経て、平成29年9月から特捜部長を務めた。三重県内での勤務は初めて。