亀山 大正時代の竈で料理体験 和食店で市民ら、火おこしお焦げご飯 三重

【火吹き竹で火を起こす参加者を見守る松田店主(右から2人目)=亀山市関町新所の「会津屋」で】

【亀山】三重県亀山市関町新所の旧東海道沿いの重要伝統的建造物群保存地区「関宿」で手作りおこわや街道そばの和食店「会津屋」(松田ゆかり店主)で30日、同店でいまも使用している大正時代の竈(かまど)を使った料理体験があり、市民ら10人が参加した。

体験は、イベント企画・運営などを手掛ける「アトリエKako」(竹島愛佳代表)=同市アイリス町=が主催。昭和20年代まで日本のほとんどの家庭が、土間にある竈にまきをくべて炊く、煮る、蒸すなどの料理をしており、昔の竈を懐かしみ、火をおこし灰の始末までを体験した。

この日は、新型コロナウイルス感染防止対策として、全員がマスクを着用し、密接を避けるため参加者を3班に分け、同市の近隣市のみの参加者とした。

料理は、松田店主(50)の指導で竈にまきを入れ、火吹き竹で火をおこし、地場産のナスとジャガイモ、ツルムラサキを蒸籠(せいろ)で蒸し、ズイキを湯がいた4品と、七輪で焼いたアユを釜に入れお焦げ付きの炊き込みご飯を作った。

小学生のころ自宅の竈でご飯を炊いていた山脇博さん(76)=同市南野町=は「グツグツと炊けるご飯の匂いや音を思い出し懐かしかった。アユの炊き込みご飯がおいしかった」と舌鼓。松田店主は「当店の名物「山菜おこわ」はこの竈を使っています。今後も親子連れなどを募り、竈体験を開く予定です」と話していた。