津駅周辺を再整備 三重県と市が検討会設立

【津駅周辺の再整備に向けて県と津市が立ち上げた検討会=県庁講堂で】

三重県と津市は31日、津駅周辺の再整備に向けた検討会を設立した。駅周辺の活性化につなげるため、ロータリーや周辺道路の活用について協議する。年度内に2回ほど会合を開き、交通事業者や経済界の意見を踏まえて方向性をとりまとめる。

県などによると、津駅周辺はロータリーの整備後、40年近く姿が変わっていない。東側のロータリーには自家用車が乗り入れ、タクシーの乗降場付近で車両が混雑する。津駅と国道23号を結ぶ県道は片側3車線と広いものの、活用し切れていない。

国は5月に道路法などを改正し、バスやタクシー専用のターミナルに自家用車が進入するのを制限できるようにしたほか、歩道に飲食店のテラス席を設けやすいよう民間施設による占用の基準を緩和。全国で鉄道駅と直結する大型ターミナルの整備が進んでいる。

この日は、県庁講堂で初会合があり、水野宏治県土整備部長が「津駅周辺をどうすべきかしっかりと考えなければならない」とあいさつ。「津駅周辺は県の玄関口で、県の顔となる空間。活性化の象徴や防災、観光などいろいろな視点があると思う」と述べた。

その上で、交通ターミナル「バスタ新宿」(東京)などを例に、鉄道駅に直結する形でバスの停留所やタクシーの乗降場などを集約したターミナルの有用性を説明。県や市だけでなく交通事業者や津駅周辺の商業施設と連携し、計画を策定する考えを示した。

市都市計画部の渡邉公隆部長は「津駅周辺は国道23号から近く、ポテンシャルがあるのに生かし切れていない」と指摘。水野部長の説明を受けて「民間と連携した新たな交通結節点づくりで、有効に活用できる可能性が広がる。大きな期待を寄せている」と述べた。