三重で10人感染、延べ101人 新型ウイルス、知事「第2波だ」

【記者会見で、名古屋市の繁華街などを訪れないよう呼び掛ける鈴木知事=県庁で】

三重県などは31日、20―80代の男女10人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内での感染者は延べ101人となり、7月中だけで感染者は55人に上った。鈴木英敬知事は記者会見で「間違いなく第2波だ」と強調。感染者が急増する名古屋市内の繁華街などを訪問しないよう県民に呼び掛けた。

県によると、新たに判明した感染者は、四日市市で2人▽桑名市で5人▽いなべ市で1人▽津市で1人▽鈴鹿市で1人―で、いずれもPCR検査で30日に陽性と判明した。重症者はいないという。

このうち、四日市市の30代女性は28日に感染が判明した30代体操インストラクター女性の濃厚接触者。24日、このインストラクター女性が講師を務める体操教室に参加していたという。

また、同市の30代派遣社員男性は28日に発症し、職場を早退。この男性は30代体操インストラクター女性の顔見知りで、市が接触者調査を通じて男性の症状を把握し、検査を実施していた。

桑名市の30代会社員男性は22日まで愛知県内の会社に出勤し、名古屋市なども訪れていた。桑名市の20代会社員男性は22日、参加者に感染者が出た名古屋市での研修に参加していた。

桑名市の80代無職男性は、28日に感染が判明した80代女性の夫で濃厚接触者だった。同市の70代無職男性も23日に愛知県内で共に宿泊した友人の感染が判明し、濃厚接触者に特定されていた。

いなべ市の20代会社員女性は21、22の両日、友人と名古屋市内で飲食や買い物をしていた。桑名市の20代会社員女性は18日に福井県内の友人と県内で買い物をし、26日に発熱した。

津市の40代パート従業員女性は24日に熱があり、28日まで県内の職場に出勤していた。県外への訪問や来県者との接触はなく、県は「現時点で感染経路は不明。引き続き調査する」としている。

鈴鹿市の20代保育士女性は24日、県内の友人と岐阜県を訪れて買い物をした。27日に市内の保育園に出勤したが、体調の悪化を感じて早退。県は保育園の同僚や園児ら約40人に検査を実施する。

鈴木知事は31日の記者会見で、感染者が100人を超えたことに「大変に強い警戒感を持っている。この1カ月間で、これまでの感染者数を上回った。感染者数だけを見れば、間違いなく第2波だ」と述べた。

その上で「直近3日間の感染者は94・1%が名古屋市を訪れた人か、その接触者。名古屋市内の繁華街など、感染急増エリアとの往来は避けてほしい。特に若者には慎重に行動してもらいたい」と呼び掛けた。

また、鈴木知事は「症状が出ているのに勤務しているケースもある」とし、従業員の体調管理を徹底するよう事業者に要請。体質などのやむを得ない事情でマスクの着用が難しい人への配慮も求めた。