アコヤガイへい死41% 稚貝、前回から5ポイント上昇 三重県が調査発表

英虞湾などでアコヤガイのへい死が相次いでいる問題で、三重県は29日、県内の養殖業者を対象に実施したアンケートの結果を発表した。稚貝の平均へい死率は41%で、6月の前回調査時から5ポイント上昇した。

県によると、アンケートは6月に続いて2回目の実施。県水産研究所が6―20日まで、県内でアコヤガイを養殖する233事業者に回答を依頼し、85%に当たる198事業者から回答を得た。

調査結果によると、2年後に核入れを予定する稚貝のうち、464万6千個が調査時までにへい死した。平均へい死率は英虞湾奥が44%、湾央や湾外が39%で、それぞれ前回調査時より2―8%上昇した。

来年に核入れをする「2年貝」の平均へい死率は9%、年内に核入れの「3年貝」も15%。いずれも前回調査時より4ポイント高かった。へい死との関連が疑われる外套膜萎縮症の発症率も2―3%ほど増えた。

県水産研究所は「平均へい死率に大幅な上昇はみられず、小康状態にある」としつつ「梅雨明け後に海水温の急上昇が予想される。海水温の低い深層で養殖するよう業者に周知する」としている。