伊勢市 神宮周辺の混雑状況配信へ コロナ補正案 三重

【追加予算案の提案理由を説明する鈴木市長=伊勢市議会議場で】

【伊勢】三重県伊勢市は29日、市議会全員協議会で新型コロナウイルス対策事業の第2弾として9億390万円を増額する一般会計補正予算案を明らかにした。来月11日の市議会臨時会に上程する。

第1弾と併せて財源は地方創成臨時交付金など国庫支出金から充てる。鈴木健一市長は「市民や事業者の声を基に編成した。市民に最も近い基礎自治体として寄り添いながら対策を講じていきたい」と述べた。

市独自の事業として、伊勢神宮や主要駅周辺にAIカメラを設置し、観光客の流れを配信するとともに、蓄積したデータを基に混雑予測情報を配信して密集を避けた観光に役立てる「観光地等混雑状況配信事業」に2千万円を計上。年末年始の利用を想定して来年1月からの稼働を目指す。

市内の宿泊促進とワーケーション需要の掘り起こしとして、東海と関西圏に住む作家や美術関係者、音楽関係者など「クリエイター」に最大13泊までの市内の宿泊施設滞在費とインセンティブ費として1人当たり5万円を提供。「クリエイターズ・ワーケーション促進事業」として1210万円を計上する。

このほか主な事業として、テレワークとWeb会議環境整備費3600万円▽コロナの影響で心身に不調を訴える人を対象とした臨床心理士や保健師の相談事業30万円▽濃厚接触者や関係者として自宅待機を要請された人への生活支援事業310万円▽児童虐待防止に向けたLINEを活用したオンライン相談事業110万円▽1カ月の売上が前年比3割減少した小規模事業者への応援給付金2億8080万円▽主要観光地の路上への消毒液スタンドやミスト噴霧器設置費1300万円。