新型ウイルス 三重県内10人感染、最多更新 カラオケ教室でクラスターか 三重

三重県などは29日、10―80代の男女10人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で1日に発表される感染者数の過去最多を更新。県内の感染者は延べ90人となった。県は感染者のうち1人が発症前に参加したカラオケ教室でクラスター(感染者集団)が発生した可能性もあるとして、県のクラスター対策グループを派遣した。

新たに感染が判明したのは、桑名市の80代無職女性、同市の20代自営業男性、御浜町の10代アルバイト男性、愛知県の10代会社員男性、尾鷲市の50代自営業男性のほか、いずれも四日市市の20代会社員女性、20代会社員男性、30代飲食店従業員男性、10代男子中学生、10代女子中学生。

県によると、桑名市の女性は14日に県内のカラオケ教室に参加し、19日には友人らと県内のカラオケ喫茶を利用した。20―22日まで味覚に異常があり、25日に発熱。既に症状はないという。

カラオケ教室には当時、この女性ら県内の14人が参加したといい、鈴木英敬知事は29日のぶら下がり会見で「極めて警戒感を持って注視しなければならない案件。接触者調査を徹底する」と述べた。

また、同市の男性は26日から倦怠(けんたい)感、27日から熱がある。17日から24日まで名古屋市内の飲食店を複数回にわたって利用し、24日には四日市市内でスポーツの競技に参加したという。

御浜町の男性と愛知県の男性は友人関係。2人は18日に名古屋市で買い物や食事をしたほか、愛知県の男性は24日から御浜町の実家に帰省していた。2人とも発熱したが、既に解熱している。

尾鷲市の男性は、22日に感染が判明した50代女性と同居の家族。濃厚接触者に特定され、健康観察中だった。23日の検査結果は陰性だったが、27日に発熱。再検査で陽性と判明した。

四日市市によると、20代会社員女性は26日から頭痛があり、27日に発熱。現在も倦怠感などがある。18、23、24の三日間、名古屋市内の飲食店を利用。23日まで市内の職場に出勤した。

同市の20代会社員男性は26日に頭痛があり、現在も味覚などに異常がある。17日に名古屋市内の飲食店を利用した。22日まで市内の職場で勤務。25日に市外の親族宅を訪れていた。

同市の飲食店従業員男性と男子中学生は、28日に感染が判明した親子と同居の家族で、濃厚接触者に特定されていた。二人とも症状はない。飲食店従業員男性は名古屋市内で勤務していた。

女子中学生は27日に発熱し、28日に医療機関を受診した。既に症状はない。28日に感染が判明した30代女性は体操のインストラクターで、この女子中学生を指導していたという。