丸榮商店が自己破産申請 コロナ関連、伊勢の衣料販売 三重

帝国データバンク津支店は28日、衣料販売を手掛ける「丸榮商店」(三重県伊勢市宮後)が20日に津地裁へ自己破産を申請したと発表した。負債額は約4億2千万円。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う営業時間の短縮などで売り上げが減少したのが要因とみられる。県内でコロナ関連の倒産は5件目という。

同社は昭和22年に創業し、26年に法人化。三重、和歌山両県のショッピングセンターなどに出店し、ジーンズや婦人服などを取り扱っていた。

売上高は平成25年8月期には約11億6800万円を計上していたが、令和元年8月期には約4億3600万円に落ち込んだ。大手ファストファッションとの競合激化などで業容が縮小傾向をたどり、債務超過に陥った。

採算の悪い店舗を閉鎖するなどしたが、業況は改善しなかった。新型コロナウイルスの影響で店舗の臨時休業や時短営業を強いられ、先行きの見通しが立たなくなったため、事業継続を断念した。