熊野灘部隊員を追悼 終戦直前の尾鷲湾攻撃受け 三重

【手を合わせる参列者=尾鷲市天満浦の古里海岸で】

【尾鷲】終戦直前の昭和20年7月28日、尾鷲湾周辺で米軍機の攻撃を受け、亡くなった旧海軍の熊野灘部隊の隊員147人を追悼しようと、住民有志8人が28日、三重県尾鷲市天満浦の古里海岸に花や線香などを供えた。

同市天満浦に住む松井まつみさん(80)が「戦争を忘れないように」と地元住民らに呼び掛け、5年前から7月28日に海岸に線香や花を手向けている。

尾鷲湾では、熊野灘部隊に所属する指揮艦「駒橋」などが、米軍機の攻撃を受けた。第45海防艦は大破して古里海岸に座礁し、付近の住民たちは民家を開放して負傷した隊員の看病をした。

この日、参列者らは酒や花、おにぎりなどを供えて手を合わせ、平和への願いや戦没者の冥福を祈った。

大戸とし子さん(90)は「国を守るために犠牲になった人たちのことを忘れてはいけない」と話した。