
【鳥羽】鳥羽水族館(三重県鳥羽市鳥羽三丁目)は28日から、6月に誕生したオスのセイウチの赤ちゃんの一般公開を始めた。人工哺育ですくすくと成長している姿が楽しめるという。
赤ちゃんは6月20日午後7時55分ごろ、メスの「クウ」とオスの「ポウ」との間に誕生。母親の授乳が確認できなかったため、セイウチでは同館で初めてとなる人工哺育に切り替えて飼育員らが成長を見守っている。
生まれた当初は体長約110センチ、体重約52キロだったが、現在は体長約115センチ、体重63キロにまで成長した。今月中旬からは水に慣れる練習をはじめ、水深1メートルの浅いプールでは自由に泳げるようになった。
同館では過去2回出産事例はあるがいずれも大人への成長には至っていない。飼育担当者は「一般公開の日を迎えてホッとしていると同時にお客様にみてもらうことが出来て嬉しいです。今後も無事に成長していくことを願っています」と話した。
赤ちゃんは「水の回廊」コーナーセイウチ水槽で毎日午前11時―午後2時までの時間限定で公開する。