四日市、尾鷲の女性2人感染 新型ウイルス、歯科勤務と自営業 三重

【会見で、移動場所の再検討を呼び掛ける森市長=四日市市総合会館で】

三重県などは23日、歯科の医療機関に勤務する四日市市内の20代女性と尾鷲市内の50代自営業女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。共に感染経路は現時点で不明。県内での感染確認は延べ61人となった。

四日市市によると、20代女性は20日夜に37・5度の熱があった。21日に医療機関を受診。PCR検査で22日に陽性と判明し、県内の医療機関に入院した。既に解熱し、症状はない。

女性は20日まで出勤していた。17―19日にかけ、市外に住む両親や兄弟2人が女性宅を訪問した。市などは両親や兄弟、歯科の同僚ら計10人を濃厚接触者として特定し、PCR検査を実施する。

市は女性の感染経路について「現段階では特定できていない」と説明。「女性はマスクや手袋を着用して勤務していたことから、歯科の受診者らは濃厚接触者には当たらない」としている。

森智広市長は記者会見で「今は全国的にも非常に感染が拡大している状況。首都圏や県外への移動に際しては訪問先やタイミングを再検討するなど、対策を徹底してほしい」と呼び掛けた。

県によると、自営業の女性は20日夜に38・4度の熱があった。翌朝には解熱したが、再び発熱したことから医療機関を受診。PCR検査で22日に陽性と判明した。既に症状はないという。

四、五の両日、自家用車で大阪府内を訪れ、買い物や食事をしたほか、19日には家族に付き添って県内の医療機関を訪問した。21日午前まで出勤したというが、県は勤務先を公表していない。

県は「女性が訪問先で接触した人らに感染者はおらず、現時点で感染経路は分からない」としている。濃厚接触者の家族3人や21日に受診した医療機関の接触者ら計10人にPCR検査を実施する。