鳥羽 味わい深い一閑張り 作家の町野さん個展 三重

【一閑張りの作品展を開いた作家の町野さん=鳥羽市鳥羽の鳥羽大庄屋かどやで】

【鳥羽】三重県鳥羽市鳥羽の観光交流施設「鳥羽大庄屋かどや」で、津市の一閑張り作家、町野弥生さん(48)の作品展が開かれている。27日まで。

一閑張りは、竹や木で編んだカゴなどに和紙を張り重ね、柿渋や漆を塗って仕上げる伝統工芸。町野さんは一閑張りの魅せられ、約5年前から独学で技術を習得。伝統技法に独自のアイデアを取り入れて創作を続け、教室も開いている。

新作を含め約40点を展示。竹のカゴやバックなどに、赤や緑色、図柄入りの和紙のほか、古文書や古い着物地など多彩な素材を張り重ね、柿渋で仕上げた味わいある作品がそろう。げたやスケートボード、琴などに一閑張りの技法を施したユニークな作品もある。

町野さんは「柿渋が年月とともに色味が変わり、深みを増していく。いろんな作品を通じて一閑張りの魅力を知ってほしい」と話していた。