夜間中学設置向け初会合 県検討委、座長に岡田氏選任 三重

【夜間中学の設置に向けた検討会の初会合=県庁で】

「夜間中学」を三重県内に設置する必要性などを議論する検討委員会(9人)は22日、県庁で初会合を開いた。夜間中学の元校長で同志社大教職課程指導相談室アドバイザーの岡田敏之氏を座長に選任した。

夜間中学は中学で十分な教育を受けることができなかった人や外国人が学び直せる場で、10都府県と28市区が34校を設けている。文科省は全ての都道府県に少なくとも一校の設置を目指している。

県教委は平成28年度に実施した夜間中学の需要調査で「具体的なニーズがなかった」としていた。一方、昨年度の調査では回答者の約8割が「通ってみたい」と答えたことから検討委の設置を決めた。

検討委は、教育関係者や外国人の支援団体、経済団体などで構成。需要調査の結果や他県の状況などを踏まえ、夜間中学を含めて就学機会の確保に向けた方策を検討し、年度内にも報告書をとりまとめる。

県教委事務局の提案で岡田氏を座長に選任した。岡田座長はあいさつで「需要調査の結果などを踏まえ、全ての人が三重で学べる環境を確保するため、どんな方策があるのかを皆で議論したい」と述べた。