強盗致傷の男に懲役11年 被害者宅下調べ計画的 津地裁判決 三重

高齢者宅に侵入し、夫婦に殴る蹴るの暴行を加えて重傷を負わせた上、金を奪ったなどとして、強盗致傷など4つの罪に問われた四日市市安島一丁目、フィリピン国籍の土木作業員デラ・クルズ・オウガスト・ヌコム被告(52)の裁判員裁判の判決公判が20日、三重県の津地裁であり、四宮知彦裁判長は懲役11年(求刑・懲役15年)を言い渡した。

判決理由で四宮裁判長は「刃物や粘着テープを準備し、被害者の住居を下調べした上で行った相応に計画的な犯行」と指摘。「認知機能が低下し、施設への入所を余儀なくされるなど、被害者のみならず、家族(に与えた)影響は大きい」と述べた。

判決によると、デラ被告は昨年10月18日夜、四日市市の男性(84)宅に侵入し、夫妻の顔を拳や刃物の柄で殴って重傷を負わせた上、手足や口に粘着テープをまき、現金約1万円と貴金属2点(時価約20万円相当)を奪った。平成27年12月には同市の男性(81)宅に侵入し、男性の顔を殴って重傷を負わせるなどし、現金約3万円を奪った。

さらに、昨年9月16日、同市の女性宅に侵入し、貴金属7点(時価約12万8千円相当)を盗み、10月17日には東員町の女性宅に侵入し、現金約9万2千円を盗んだ。