北村地方創生担当相が来県 桑名、いなべの取り組み視察 三重

【にぎわいの森で、店舗を視察する北村地方創生担当相(手前)=いなべ市北勢町阿下喜で】

北村誠吾地方創生担当相は19日、新型コロナウイルスの影響を受ける製造現場や地方創生の取り組みを把握するため三重県に来県した。桑名市に完成した自動車部品メーカーの工場やいなべ市が地方創生の拠点として整備した商業施設を視察。北村担当相の来県は初めて。

各地で地方創生を推進する取り組みや地域の課題を把握して国の施策に生かすため、47都道府県を巡っている。今回は2日間の日程で19日に三重県を視察し、翌20日には愛知県を訪問する。

桑名市では、自動車部品メーカー「エイベックス」(名古屋市)が4月から稼働させた桑名先進工場を視察。加藤丈典社長らからコロナ禍の対応や帳票の電子データ化など最新の取り組みについて説明を受けた。

いなべ市では、森林放棄地を整備した商業施設で、市役所に隣接する「にぎわいの森」を訪問。移住者が地元の商店や農家らと協力して商品を開発している事例を市などから聞き、施設内の店舗を巡った。

このほか、鈴木英敬知事と日沖靖いなべ市長の3人で意見交換。同市北勢町阿下喜の桐林館では、喫茶室の帖佐真之介店長らから廃校を利用して地元住民と他地域の人が交流する取り組みについて話を聞いた。

視察後、北村担当相はぶら下がり会見し「先進的な企業の取り組みや自治体による地方創生の取り組みは大変意義深かった」と視察を振り返った。「現在の地方創生臨時交付金が決して十分とは思わない。不足が生じれば、獲得の努力をする」と述べた。

また、視察に同行した鈴木知事も会見に臨み、県と同じく真珠養殖が盛んな長崎県出身の北村担当相に対し、大量死したアコヤガイの対策などで協力を求めたと明かした。北村担当相からは「議連などを使ってどんどん突き上げてほしい」と返答があったという。