空港検疫での待機を 三重県知事が県内事例踏まえ訴え

【全国知事会のウェブ会議で意見を述べる鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は19日の全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部で、県内の感染確認事例を踏まえ、空港の検疫所で実施したPCR検査の結果が出るまでは全ての帰国者を空港に待機させるよう訴えた。

県内では、11日に成田空港を通じてペルーから入国した男児が四日市市内の親族宅に移動した後になって、入国時のPCR検査で陽性だったことが判明。濃厚接触者となった母の感染も確認された。

鈴木知事は会議で、この事例を紹介した上で「水際対策は重要。全ての空港でPCR検査結果が出るまでは(帰国者を)留め置くことを徹底してもらいたい」と述べ、検疫体制の強化を要請した。

検疫の強化は全国知事会がこの日の会議で示した国への提言にも盛り込まれていた。提言は「入国者や帰国者の増加が想定される」とし、検査結果の判明まで全ての帰国者を施設などに留め置くよう求めた。

また、鈴木知事は「感染者を受け入れた病院への支援は手厚いが、受診控えなどによって収益が悪化した病院への支援がない」と指摘し、感染者を受け入れていない医療機関への支援も強化するよう求めた。