少年、ひき逃げ認める 女子高生死亡事故の初公判 懲役3年6月―4年6月求刑 津地裁四日市支部 三重

女子高生=当時(15)=を乗用車ではねて死亡させ、そのまま逃げたとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた三重県四日市市、とび職少年(19)の初公判が17日、津地裁四日市支部(濵口紗織裁判官)であり、少年は起訴内容を認めた。検察側は懲役3年6月―4年6月を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は来月20日。

検察側の冒頭陳述によると、少年は事件の6日前に準中型免許を取得。事件当日、制限速度が時速40キロの道路を104キロで走行し、事故を起こしたという。事故後、雇用主に「物損事故を起こしたから代わりの車を貸してほしい」などとうそを言ったほか、関係先に事故車両を運び、ビニールシートで隠したとされる。

論告で検察側は遺族の処罰感情の強さを強調。女子高生の父が「特に妻が気落ちして何も手が付けられない状態。弟は隠れて泣いている。犯人が逃げている1週間くらいの間、私たちがどんな思いをしていたか分かってほしい。できるだけ長く刑務所に入って」と厳罰を望む心情を紹介した。

被告人質問で少年は、事故を起こした原因について「交通量が少なく、毎日通る道だから油断していた」と語った。逃げた理由は「頭が真っ白になり、自分のことしか考えられなかった」と話した。

起訴状などによると、少年は3月30日午後9時20分ごろ、四日市市西日野町の市道で中央線をまたぎながら乗用車を運転し、道路を横断中の女子高生をはね、そのまま逃走。女子高生を死亡させたとされる。

事件を巡っては、津家裁四日市支部が5月、少年を津地検四日市支部へ検察官送致(逆送)。その後、同支部が起訴し、成人同様に公開の裁判が開かれた。