三重県 割引上乗せ時期延期 知事方針、対象者も限定へ

【記者会見で、都心部への訪問を慎重に判断するよう呼び掛ける鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は16日の記者会見で、政府が22日から実施する予定の消費喚起策「GoToキャンペーン」に対して県が割引を上乗せする時期を延期し、割引の対象者も限定する考えを示した。

県は8月からキャンペーンの割引に15%を上乗せする予定だったが、全国で感染者が増加したことから上乗せは9月以降とする。これまで限定していなかった対象者も一部地域の居住者に限る方針。

鈴木知事は政府のキャンペーンについて「ありがたい」としつつ「観光事業者への聞き取りでは、期待と不安の声が半々。時期をずらしたり、エリアを限定したりすることも一案だと思う」と述べた。

その上で、県が割引を上乗せする時期は「夏休みは宿泊施設の予約が埋まっている。旅行の需要を平準化するには9月以降が良い」と説明。感染の状況を踏まえ、対象者を含めて見直す考えを示した。

一方、三重など6府県向けに配布する宿泊割引券「みえ旅プレミアム旅行券」は「現時点で枠組みの変更は考えていないが、大阪の感染者数が伸びた場合は変更する可能性もゼロではない」と語った。

また、鈴木知事は県内で先週から感染確認が相次いでいることについて「県のモニタリング指標を基準に考えれば直ちに措置を強化する段階にはないが、警戒を強める必要がある」との認識を示した。

その上で「都心部など感染が急速に広がる地域への訪問は、一度立ち止まって慎重に考えてほしい」と県民に呼び掛けた。訪問先では感染防止対策が不十分な店舗への立ち入りを控えることも求めた。