紀北町 くき漬け生産始まる JAコープ「茎のでき良好」 三重

【ヤツガシラの茎を塩でもむ従業員=紀北町相賀で】

【北牟婁郡】三重県紀北町相賀のJA伊勢紀北グリーンコープの海山加工場で15日、町の郷土食「くき漬け」の生産が始まった。

くき漬けは、サトイモの一種のヤツガシラの茎を塩でもみ、赤シソで漬け込んで作る。シャキシャキとした食感が特徴。

JA伊勢紀北グリーンコープの上田篤史店長(44)によると、例年より1週間ほど早い14日から収穫が始まった。町内の4軒の農家から計約2トンを仕入れ、出荷量は約600キロを見込んでいる。

加工場では従業員らが、おけの中に入れたヤツガシラの茎を転がしながら塩でもむ作業に取り組んだ。1日置いて水分を抜き、赤シソで3日間漬け込んだ後、真空パックにして加熱処理する。20日以降、尾鷲市と紀北町のスーパーに商品(1パック180グラム入り)が並ぶ予定という。

加工場責任者の源口伸一さん(68)は「茎のできが良く、夏バテ防止にぜひ食べてもらいたい」と話していた。