松阪 乾漆でロバ、少女像 横田さん彫刻個展 18日から 三重

【乾漆彫刻展を開く横田さん=松阪市中町のギャラリーMOSで】

【松阪】いなべ市大安町出身の乾漆彫刻家横田千明さん(34)の個展「蛹(さなぎ)」が18日から、三重県松阪市中町のギャラリーMOSで始まる。観覧無料。会期は26日まで。

乾漆は奈良時代に中国から伝来した仏像制作の技法。粘土の造形を石こうに取り、漆と麻布を3―5ミリの厚さに重ね貼りして制作する。

横田さんは名古屋芸術大学大学院を修了し、平成23、27年に県展優秀賞、29年に県文化新人賞を受賞。今回は動物や人をテーマに10点を出品する。最大は高さ105センチ、長さ140センチ、幅30センチの「ロバ」。

15日に会場へ作品を搬入した横田さんは「乾漆は工程を一つ一つ積み上げていくところが面白い。漆の質感が独特」とアピール。個展のタイトルにした裸の少女像「蛹」について、「成長過程の未熟な体。時が止まるような妖しげな魅力を出した」と話していた。