桑員河川漁協 組合長を恐喝容疑で再逮捕 県の関与も調査 三重

三重県発注の下水道管工事を受注した四日市市の建設会社から「協力金」と「立会料」名目で計約50万円を脅し取ったとして、県警組織犯罪対策課は14日、恐喝の疑いで、桑名市安永、桑員河川漁協組合長で会社員川﨑幸治容疑者(61)=恐喝未遂と強要未遂罪で起訴=を再逮捕した。建設会社は県警の調べに、発注者の県から漁協へ工事の説明に行くよう指示されて恐喝にあったと話しており、県警は県の関与を調べる。

逮捕容疑は平成26年8月―9月、東員町の漁協事務所や四日市市市場町の工事現場で3回にわたり、同社の男性役員に対し「工事するなら協力金をもらわなあかん。落札額の0・5%を払ってもらうで。立会せんかったら工事できやんぞ」などと脅し、河川環境保全維持協力金と立会料名目で現金約50万円を漁協の口座に入金させた疑い。「脅すような言葉は言っていない」と容疑を否認している。

県の指示で同社が漁協へ工事の説明に行ったとされる点について、県下水道事業課の担当者は「6年前の工事のため把握できていない」と述べた。工事を発注する北勢流域下水道事務所の担当者は「『協力金』を名目とし、金を受け取ることはあってはならない」と話した。工事を始めるにあたり、漁協の許可や同意は不要で説明に行く必要もないという。

一方、県は河川に影響があると判断した場合は、工事の特記仕様書に「工程に関して事前に桑員河川漁協に説明すること」と記している。県警は川﨑容疑者が漁協の組合長としての立場を悪用し、北勢地区の建設会社を中心に不当要求を繰り返していたとみて調べを進めている。

川﨑容疑者は先月23日、桑名市内の宅地開発工事を巡り、施工主の不動産会社から現金200万円を脅し取ろうとしたなどとして、恐喝未遂と強要未遂の疑いで逮捕され、今月13日に起訴された。