津 「朝津味」で出前授業 アサギマダラの生態紹介 三重

【アサギマダラの行動生態について話す大島さん(奧中央)=津市高野尾町の朝津味で】

【津】三重県津市高野尾町の農産物直売所「朝津味」は14日、同所の研修室で県総合博物館学芸員の大島康宏さん(43)を招いて出前授業を開いた。市立高野尾小の2、3年生14人が渡りチョウのアサギマダラの行動生態を学んだ。

同施設では3年前から隣接する所有地約200平方メートルでフジバカマを育てておりアサギマダラの飛来を確認している。地元の子どもらに施設を活用してもらおうと同小に呼び掛け初の出前授業が実現した。

大島さんはアサギマダラが春から夏にかけ北上し、秋に南下する習性があるとして「三重で印を付けたチョウが宮古島や台湾で見つかっている」と紹介。幼虫の時に食べるキジョランの成分を毒として体に蓄え天敵から身を守ることや、成虫になるとフジバカマやセイタカアワダチソウなどの蜜を吸うことなどを説明した。

今後児童は同施設から譲り受けたフジバカマの株を学校で育てるほか秋の開花時に同施設で観察会をする予定。2年生の松本悠真君(7つ)は「アサギマダラのことで初めて知ったことが一杯あった。本でしか見たことがないから渡って来るのが楽しみ」と感想を話した。