新型ウイルス ワクチン開発、補助先決定 三重県、菰野町と津の2社に

三重県は14日、新型コロナウイルス感染症のワクチンなど医薬品を研究開発する企業を対象とした補助金の交付先が決まったと発表した。ワクチンの開発に取り組む2社に各200万円を上限に補助する。

交付先は、製薬会社「バイオコモ」(菰野町)と、大学発ベンチャーの「ユナイテッド・イミュニティ」(津市)。申請のあった3社の事業計画について、県の審査委員会が審査して決定した。

バイオコモは、呼吸器に感染するウイルス由来のワクチンを三重大院医学系研究科と共同開発。鼻腔(びくう)に噴霧して抗体を誘導する。交付金は、細胞や動物でワクチンの有用性を評価する実験の試薬代などに用いる。

ユナイテッド・イミュニティは京大や長崎大と協力し、感染した細胞を殺す「キラーT細胞」などの増産を促すワクチンを研究開発する。交付金はワクチンの試作研究に充て、令和4年ごろの治験開始を目指す。

補助金は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、医薬品の開発を促そうと県が新設。ワクチンの治験や製品化に向けた研究の一部を補助する。県内企業などを対象に6月11―26日まで申請を募った。