「現場工事止める」と恐喝 桑員河川漁協組合長を起訴 津地検四日市

三重県桑名市内の宅地開発工事を巡り、施工主の四日市市の不動産会社に因縁を付け、現金200万円を脅し取ろうとしたなどとして、津地検四日市支部は13日、桑名市安永、桑員河川漁協組合長で会社員川﨑幸治被告(61)を恐喝未遂と強要未遂の罪で起訴した。地検は認否を明らかにしていない。

起訴状などによると、川﨑被告は宅地開発工事に絡み、協賛金名目で同社から金を脅し取ろうとした上、母親が社長を務める川﨑建設(いなべ市)や自身とつながりのある地元業者を工事の下請けとして参入させようとしたとされる。

その上で、川﨑被告は平成30年11月1日、東員町中上の同漁協事務所で、不動産会社の下請け業者らに対し「このような工事をするときは、この辺りではどの施工業者も寄付金を納めてもらっている。200万円でええわ」などと言い、金を脅し取ろうとしたとされる。さらに「地元の業者を使ってもらわなあかん。川﨑建設と地元業者を使わなあかん」と下請け参入を強要したとしている。

昨年4月5日には同事務所で、不動産会社の社長らに対し、別の企業名を出し「(その企業の)工事が1年くらい止まってるから損失が何1千万円になってるんちゃうか。俺の言うことを聞かんと現場の工事が止まるぞ」などと脅し、現金200万円と工事の下請け参入を再度強要したとされる。