玉城町と八木段ボールが協定締結 災害時に簡易ベッド調達 三重

【協定を締結した辻村町長(左)と八木社長=玉城町役場で】

【度会郡】三重県の玉城町と段ボールの製造・販売を手掛ける「八木段ボール」(伊勢市小俣町湯田)は13日、災害時における段ボール製品の調達に関する協定を締結した。同社が自治体と同協定を結ぶのは3例目。

玉城町内で大規模災害が発生し、長期避難が必要となった際に、避難所において健康被害の軽減につながる簡易ベッドや床に敷くシート、プライバシーを確保する間仕切りなどを同社が有償で供給する。

協定は、災害時の避難所生活や衛生面での環境整備、感染症予防などを考慮した町が同社に協力を呼び掛けた。町内に7カ所ある指定避難所には計約900人が収容できるとされ、状況に合わせて必要な段ボール製品を必要な分だけ調達してくれる。

簡易ベッドは段ボール12個を使い横1・9メートル、縦90センチ、床からの高さ35センチ。供給数に制限はなく、万が一同社が被災した場合は業界のネットワークを活用し、県外の同業他社から製品を供給できるという。

この日は、玉城町役場で調印式があり、辻村修一町長と八木雅文社長(51)が協定書を交わした。

辻村町長は「災害時の避難場所の備えができていると避難する人の安心につながる」などと述べた。八木社長は「創業から63年間、地域に育ててもらった。あってはならない災害だが恩返しさせてもらえるので協定を結べて感謝している。災害時には迅速に対応したい」と話した。