児童生徒への補助金 対象拡大、三重県全域に 市長会などの要望で知事

【鈴木知事(右端から2人目)に要望書を手渡す竹上市長(中央)ら=三重県庁で】

新型コロナウイルスの影響で県外移動が難しい中、県南部で遠足や修学旅行を実施する県内の学校に対して児童生徒1人当たり最大5千円を補助する県の制度について、鈴木英敬三重県知事は13日、追加の補正予算案で事業費を積み増し、対象地域を県南部から県全域に拡大する考えを示した。県市長会と県町村会からの要望書を受けて回答した。

要望書では、児童生徒1500人分の予算を計上した補助制度に対し「県内の児童生徒が約14万人いる中で、不十分」と指摘し、予算の拡充や補助単価の増額を要望。行き先を県南部だけでなく「県全域を対象とする新たな補助制度を創設」するよう求めた。

市長会会長の竹上真人松阪市長が同日、県庁で鈴木知事に要望書を手渡した。市長会からはほかに副会長の中村欣一郎鳥羽市長、末松則子鈴鹿市長が出席。町村会からも副会長の辻村修一玉城町長が訪れた。

竹上市長は「県内の多くの市町が修学旅行などの行き先を県内に変える。1500人分の予算ではとても対応できない」と指摘。「今回の事業を南部だけでなく県内のさまざまな文化や歴史を学ぶ良い機会にしてほしい」と対象地域の拡大を求めた。

鈴木知事は「およそ足りないため、増額の補正予算案を修学旅行に間に合う時期に上程する。対象地域の拡大も合わせて議案を上程したい」と明言。一方、補助単価の増額については「すでに申請を受け付けているので難しい」と理解を求めた。