稚貝の中間育成を提案 アコヤガイのへい死、水槽で海水温変化に対応 志摩で会合

【アコヤガイのへい死対策に向けて話し合う参加者ら=志摩市の県志摩庁舎で】

【志摩】三重県志摩市の英虞湾などで真珠養殖に使うアコヤガイのへい死が発生している問題で、県真珠養殖対策会議は10日夜、志摩市阿児町鵜方の県志摩庁舎で第2回会合を開き、大量死の防止や原因究明に向けて意見を交わした。

会議には県や地元真珠養殖漁協の代表など10人が出席し、冒頭を除き非公開で開催。県水産振興課の伊藤徹課長は冒頭、「新型コロナによる流通への影響を含め強い危機感で対応している。一丸となって取り組みを進めたい」と話した。

会議では、英虞湾周辺の環境情報や稚貝のへい死等の原因究明に関する研究の進捗などが報告された。また海水温の上昇など環境変化に対応するために、稚貝を海に移す時期通常の5月から2カ月程度ずらし、その間陸上水槽で育てる中間育成案が提案された。

出席者からは、中間育成案に対して「緊急的な対策として中間育成をするのであれば良いと思う。中間育成中に海にエサがあれば出荷するなど柔軟な対応ができるようにした方がいい」などの意見があった。

会合ではこのほか、真珠養殖関係者を対象とした3回目のアンケート調査をする方針などが示された。