3カ月ぶり力強い音色 伊勢のおかげ横丁、神恩太鼓が演奏再開 三重

【3カ月ぶりに演奏を披露する神恩太鼓のメンバー=伊勢市宇治中之切町のおかげ横丁で】

【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮内宮前のおかげ横丁で活動する専属太鼓チーム「神恩太鼓」が11日、演奏を再開した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月に休止して以来、3カ月ぶりに力強い音色を横丁内に響かせた。

チームは、20―40代の6人が所属。国内外で活躍する和太鼓集団「鼓童」の指導を受けるなどして技術を磨き、横丁の中心にある太鼓櫓でパフォーマンスを披露する。

平時は週末や祝日を中心に、一日4、5回公演してきた。しかし感染拡大により、4月12日から休止となり、17日からは横丁全店舗も休業。メンバーは全体練習ができないため、個々に稽古を続けてきたという。店舗の一部が6月に営業再開してからも演奏は休止を続けてきたが、全国的にイベントの開催制限が緩和されたことなどから、感染予防策を講じて再開した。

初日は平時より少ない3人のみが出演し、3回公演。演奏が始まると、観光客らが足を止め、威勢のいい太鼓の音色を楽しんだ。会場は、密を避けるため客席を設置せず、演奏時間も短縮した。チームのファンで再開を知って訪れたという津市の会社員桐山卓也さん(51)は「心に響く演奏だった。日常が戻ってきた感じ。元気をもらった」と笑顔を見せた。

メンバーの西世古葉さん(40)は「お客さまを前にし、うれしく新鮮な気持ち。安心して楽しんでもらえるよう、感染防止策をしっかりしたい」と話した。当面、土日祝の1日3回程の演奏となる。また横丁は22日に、現在も休業を続ける数店舗を再開し、全店営業する予定。