18特別支援学校にフェースシールド 鈴鹿モールド、県教委へ寄贈 三重

【木平教育長(右)にフェースシールドを手渡す今井社長=三重県庁で】

オリジナルグッズの製造販売を手掛ける「鈴鹿モールド プリントショップのりのりベイビー」(鈴鹿市東江島町)は10日、特別支援学校で新型コロナウイルス感染症の対策に役立ててもらおうと、フェースシールド百枚を三重県教委に寄贈した。県立特別支援学校18校で教諭らが活用する予定。

寄贈したのは、同社が開発した眼鏡装着型のフェースシールド。ペットボトルなどの素材に使われるポリエチレンテレフタレート(PET)製で軽く、両端の穴と眼鏡のつるをダブルクリップで固定する。

特別支援学校の教諭は、聴覚障害のある生徒とのコミュニケーションで口元を見せる必要があり、生徒への医療的ケアなどで密接を避けられない。感染対策のため、フェースシールドの需要が高まっている。

同社の今井貴裕社長(38)は会話で相手の気持ちを読み取るのが難しく、33歳の頃に広汎性発達障害と診断された。自身も相手の表情が重要な情報の一つになっているため、生徒らを支援しようと寄贈した。

県庁で寄贈式があり、今井社長が木平芳定教育長にフェースシールドを手渡した。今井社長は「僕もマスクをしていると相手の気持ちが読み取りにくい。先生や子どもたちのために役立ててほしい」と語った。

木平教育長は「貴重なフェースシールドを提供いただき、本当にありがたい。子どもたちの安全を確保できるので、現場で有効に活用したい」と謝辞を述べた。返礼として、今井社長に感謝状を贈った。