新型ウイルス 鈴鹿の60代男性感染 都内の繁華街か 三重

【記者会見で、都心部への訪問に注意を呼び掛ける鈴木知事=三重県庁で】

三重県は10日、鈴鹿市の60代無職男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。都内の繁華街が感染経路とみられる。県内で新たな感染者が判明するのは4月24日以来、76日ぶり。県内での感染者は延べ47人となった。

県によると、男性は今月1―2日、都内に滞在。接待を伴う台東区の店舗を訪れた。帰宅後の6日に37・2度の発熱があった。8日に同店の従業員から「感染した」と連絡を受けて医療機関を受診し、PCR検査で陽性と判明した。10日時点でも37・4度の発熱がある。

都内からの帰宅には新幹線と近鉄を利用していた。帰宅後は4日に今回の症状とは別の件で医療機関を受診したほか、買い物でコンビニを訪れていた。帰宅後の外出は、自家用車を使っていたという。

男性は1人暮らし。男性が4日に訪れた医療機関のスタッフ11人へのPCR検査は全員が陰性だった。男性の感染経路については「都内の店舗で接触した従業員から感染した可能性が高い」としている。

鈴木英敬知事は10日の記者会見で、都心部を訪れる必要性を慎重に検討するよう、県民に注意喚起した。訪問する場合は3密の回避を徹底し、都内では接待を伴う店舗への訪問を控えるよう呼び掛けた。

都内で9日に過去最多となる224人の感染が確認されたことについては「検査の多さなど、さまざまな事情はあると思うが、現にこれだけの感染者が出ていることを警戒しなければならない」と述べた。