三重県立高前期選抜 入試出題範囲を縮小 休校長期化で

【定例記者会見で、高校入試の出題範囲を縮小すると発表する木平教育長=三重県庁で】

木平芳定三重県教育長は9日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校が長期化したことへの対応として、来年2月に実施する県立高校入試前期選抜の出題範囲を縮小すると発表した。

県教委によると、中学3年生が前期試験までに学習する内容を、市町の教育委員会に聞き取った上で縮小を決めた。前期試験で実施する国語、数学、英語のうち、中3で学習する内容の一部を除外する。

除外する内容を中3の授業時間に換算すると、国語や英語は1割程度、数学では2割程度に当たる。国語では中3の新出漢字や新出音訓など、数学では「円周角と中心角」「三平方の定理」などを除外する。

選抜で部活動の実績を評価する場合も、中2で参加した大会の成績を評価するなどして対応する。「新型コロナの影響で大会や行事に参加できなかったことを不利益にはしない」(高校教育課)としている。

県教委は出題範囲から除外する内容を、市町の教育委員会を通じて各中学校に伝える予定。来年3月に予定する後期試験については「試験までに全ての内容を学習できる」とし、出題範囲の縮小はしない。

木平教育長は「臨時休業によって勉強などが思うように進まず、不安を持っている受験生が多いと考え、一部の出題を除外することにした。学校や家庭で目標に向かって取り組んでもらいたい」と述べた。