紀北町 懐かしい昭和の紙芝居 歴史や作品を展示 三重

【紙芝居の作品などが並ぶ会場=紀北町長島の紀伊長島郷土資料室で】

【北牟婁郡】テレビが普及する前の時代、子どもたちの娯楽だった紙芝居。その歴史や作品を展示する企画展「紙芝居展―なつかしい昭和の街頭文化」が、三重県紀北町長島の紀伊長島郷土資料室で開かれている。19日まで。月曜・祝日休み。

昭和20年から30年代ごろにかけて、紀北町には、駄菓子を売りながら紙芝居を披露する紙芝居屋がいた。郷土資料室には、そのうちの一人の親族から寄贈された紙芝居の絵が約680枚保管されており、時代劇や冒険、悲劇ものなどジャンルは多岐にわたる。印刷されたものではなく、すべて手書きの一点物という。

紙芝居屋は作品を道具箱に入れ、自転車の荷台に載せて町内を回り、太鼓をたたいて子どもたちを集めていた。子どもたちはあめなどの駄菓子を買い、紙芝居を見ていたという。

会場には、時代劇「魔剣」など30作品の40枚の絵が展示されている。紙芝居を入れる縦横50センチの木製の道具箱などもある。

郷土資料室の浅原俊昭主事(67)は「60―70歳代の方は懐かしいと思う。ぜひ見に来てもらいたい」と話している。