液体ミルク調達で協定 三重県がドラッグストア協会と

【液体ミルクの調達で協定書を交わす鈴木知事(左)と榊原県支部長=三重県庁で】

三重県は8日、災害時に乳児用液体ミルクを確保するため、ドラッグストアなどで構成する日本チェーンドラッグストア協会と協定を締結した。乳幼児約700人分に相当する液体ミルク約3千本を調達する。都道府県として民間事業者と液体ミルクの調達に関する協定を結ぶのは、東京都に次いで2例目。

液体ミルクは粉ミルクのように湯を使う必要がなく、常温で保存できるため、災害時の備蓄品として注目。昨年7月に都道府県で初めて備蓄を始め、県内6つの広域防災拠点に計610本を置いている。

協定に基づき、同協会が災害発生時に県の備蓄目標を満たす液体ミルク約3千本を確保する。粉ミルクと比べて普及が進んでいないことから、平時には液体ミルクの有用性について情報発信する。

県庁で締結式があり、鈴木英敬知事と同協会県支部長を務めるスギ薬局の榊原栄一会長が協定書を交換。鈴木知事は「災害時に粉ミルクを使うのは大変。液体ミルクが災害用に広がることが重要だ」と説明した。

榊原会長は「協会として液体ミルクの調達に関する協定を自治体と結ぶのは初めて」とした上で「(液体)ミルクだけでなく有事の際には店舗網を生かし、業界の力を得て地域貢献したい」と述べた。