6月の三重県内倒産10件 うち2件はコロナ関連 帝国DB 三重

帝国データバンクは7日、6月の県内企業倒産集計(負債額1千万円以上)を発表した。10件の倒産があり、うち2件は新型コロナウイルス感染症に関連する倒産だった。倒産件数は前年同月と比べて2件少なかった。負債総額は13億7700万円増の23億8200万円で、昨年10月以来、8カ月ぶりに20億円を超えた。

津支店によると、給排水の設備工事を手掛けた「水道修理四日市センター」(四日市市)は新型コロナウイルスの感染拡大で資材の輸入が遅れ、一部の工事が止まった。ラブホテル経営の「北海観光」(鈴鹿市)は外出自粛で利用者が減少し、倒産した。

業種別では、建設業で3件、卸売業と小売業、サービス業で各2件、その他で1件発生。いずれも販売不振による不況が原因で倒産した。地域別では、北勢で7件、中南勢で3件だった。

いずれも従業員が10人未満の中小企業で、4件は個人経営だった。業歴は30年以上が2件、20―30年未満が2件、10―15年未満が4件、5―10年未満が2件。10件全て破産申請した。

津支店は「飲食店やホテル・旅館などサービス業の売り上げが落ち込み、コロナ関連の倒産が相次いでいる」と説明。「長引けば事業を支えきれなくなる企業が増加する可能性は否めず、新型コロナウイルスを要因とした倒産の増加が引き続き懸念される」との見通しを示した。