尾鷲 熊野のいきもの標本並ぶ 古道センターで企画展 三重

【昆虫や植物などの標本が並ぶ会場=尾鷲市向井の県立熊野古道センターで】

【尾鷲】東紀州地域や和歌山県田辺市などで採取される昆虫や植物などの標本を展示する企画展「標本が奏でる熊野のいきもの」が、三重県尾鷲市向井の県立熊野古道センターで開かれている。8月23日まで。開館時間は午前9時―午後5時。入場無料。

センター職員で樹木医の橋本博さん(52)が、約20年かけて集めた標本の一部や、尾鷲市と紀北町の資料館などで借りてきたクマやムササビ、タヌキの剥製など、哺乳類、昆虫、貝、植物、化石、自由研究の6つのコーナーに分けて標本約660点を展示した。

昆虫のコーナーでは、珍しいチョウ「キリシマミドリシジミ」のほか、トンボやコガネムシなど218点が並ぶ。

植物のコーナーでは、壁一面に飾られた187点の葉の標本が目を引く。樹齢250年の尾鷲ヒノキの大木の輪切りや、御浜町にある引作神社から提供された直径1・2メートルの大楠の枝の輪切りもある。

担当者の井田光彦さん(48)は「東紀州地域は温暖な気候のため生物の宝庫。展示を通して、自然科学に興味を持ってもらいたい」と話している。