都心部への訪問、慎重に 県民に知事呼び掛け、コロナ感染悪化で

【記者会見で、都心部などへの移動に注意を促す鈴木知事=県庁で】

東京都内で新型コロナウイルスの新規感染者が一日当たり100人を超えていることなどを受け、鈴木英敬三重県知事は3日の記者会見で、少なくとも今月10日までの1週間は都心部などへの移動について必要性を検討するよう県民に呼び掛けた。

緊急事態宣言中に呼び掛けた移動自粛とは異なり、あくまで「注意喚起」の位置付け。都心部を訪問する場合は対策を徹底し、特に都内の繁華街にある接待を伴う飲食店を訪れないよう求めている。

鈴木知事は会見で、都内の新規感染者数が緊急事態宣言中の平均値(82・2人)を上回り、感染経路不明者が約半数を占めていることを挙げて「予断を許さない状況が続いている」と指摘した。

その上で「移動先の感染状況に留意し、感染が急速に拡大している都心部などへの移動は立ち止まって考えてほしい。移動する場合は手洗いや手指消毒、三密の回避を徹底してほしい」と呼び掛けた。

一方、首都圏などに向けた来県自粛は呼び掛けていない。鈴木知事は「東京都が移動自粛を求めず、政府も緊急事態宣言を出していない中で、まずは県民に注意してもらうことにした」と説明した。

このほか、鈴木知事は新型コロナウイルスの感染者と接触した可能性を知らせる厚生労働省のスマートフォンアプリ「COCOA(ココア)」を活用するよう県民に呼び掛けた。