景気DI5カ月ぶりに改善も「足取りは鈍い」 帝国DB、6月の県内景気動向調査

帝国データバンク津支店が3日に発表した6月の県内景気動向調査結果によると、「景気が良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を差し引いた景気DIは前月比4・6ポイント増の28・0だった。5カ月ぶりに改善したものの、3カ月連続で30を下回った。同支店は「新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が解除され、経済活動を再開しているが、足取りは鈍い」とみている。

全国順位は前月から15上がって22位。前年同月(27位)も上回り、東海四県ではトップだった。

規模別では大企業が前月と比べて4・3ポイント減の28・1で悪化。中小企業は5・9ポイント増の27・9と大幅に改善した。大企業と中小企業の規模間格差は0・2となり、前月から10・2ポイント縮小した。

業界別では、十業種のうち農林水産業と金融、運輸・倉庫以外の七業種で前月より改善したものの、依然として低水準。主要産業の製造は前月比2・8ポイント増の21・3だった。運輸・倉庫は2・0ポイント減の18・8で、20を割り込んだ。

同支店は「緊急事態宣言が全国で解除されたものの、経済活動や個人消費の回復の足取りは鈍く、各企業の経営状態は低調」と説明。「経営業態が今までとは違うものを模索するなど厳しい局面が続く」との見通しを示した。