県立高51人が長期欠席 新型ウイルス影響で 学習支援にオンライン活用へ 三重

【不登校の状況について報告を受ける総合教育会議の委員ら=津市一身田小古曽で】

三重県教委は2日、津市一身田小古曽の県人権センターで開いた総合教育会議で不登校の状況を報告し、新型コロナウイルス感染症の影響で欠席している生徒が県立高校で51人に上ると明らかにした。友人関係や学習への不安などが理由とみられる。県教委は家庭訪問などを通じて生徒の状況把握を進めるほか、学習支援にオンライン授業を活用する方針。

県教委が6月29日に実施した全日制の県立高校に対する聞き取りで判明。49人の生徒が臨時休校の影響で欠席したり、欠席しがちになったりしているほか、2人が感染を恐れて登校を控えている。

県教委は臨時休校と欠席の具体的な関連について聞き取っていないが、担当者は「約3カ月間という長期の休校が続いたことで、友人関係や学習状況に対する不安があるのではないか」とみている。

国は同一年度で30日以上の欠席がある場合を「不登校」と定義するため、これらの生徒は現状では不登校には当たらないが、県教委の担当者は「現状が続けば不登校になりかねない」と懸念する。

これら51人の多くは臨時休校中のオンライン授業に参加していた。一方、授業再開後は多くの学校でオンライン授業が終了したため、現状でオンラインで授業を受けている生徒は8人にとどまる。

県教委生徒指導課は「不登校の生徒を支援するアドバイザーらの助言を受け、家庭訪問などを通じて生徒の状況把握を進める。不登校の一人一人の状況に応じた丁寧な支援に努めたい」としている。

また、臨時休校以前から不登校の生徒もオンライン授業には参加したケースがあったことを受け、県教委は不登校の生徒に対する支援でもオンライン授業を活用できるよう、早急に準備を進める方針。