台湾に三重観光呼び掛け 知事テレビ会議、マスク支援感謝

鈴木英敬三重県知事は30日、新型コロナウイルスの感染拡大で海外渡航が制限される中、台湾との関係を維持するため、県庁を拠点にテレビ会議システムで台湾交通部観光局の張錫聡局長らと面談した。県内で4月25日以降は新規の感染者が出ていないことを強調し、渡航制限が緩和された後の来県を呼び掛けた。

鈴木知事は15日付で就任した張局長に「三重と台湾は重要なパートナー。引き続き連携をお願いしたい」とあいさつ。「台湾からは貴重な医療用マスクなどをいただいた。日本への支援に感謝する」と述べた。

その上で「台湾と日本の(新型コロナウイルスの感染)状況を見ながら、ぜひ今後の交流につなげたい」とし「県内は4月25日から新しい感染者が出ておらず、非常に安全な場所で、事業者が感染対策に努力している」とアピールした。

張局長は「コロナ禍で観光産業への影響が非常に大きい。旅行のキャンセルを余儀なくされた」と説明。「新型コロナウイルスが収束したらぜひ来てほしい。大変な時期を一緒に乗り越えたい」と述べた。

両者は互いに記念品を送付。鈴木知事は疫病を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」をデザインした伊勢型紙と伊勢茶の新茶を贈った。張局長らからは台湾各地のウーロン茶と魚をかたどった瑠璃工芸品が届いた。

県によると、新型コロナウイルス感染症を受けて、台湾政府や台湾観光協会などは約4万6千枚を県に寄贈。企業や台南市政府も医療用の防護服やゴーグルなどの医療用資材約3700点を提供した。