南伊勢町の道行竈 日本酒造りの寄付金募集 酒米作りや商品開発に活用 三重

【日本酒プロジェクトへの寄付を呼び掛ける「チーム道行竈」のメンバーら=南伊勢町道行竈で】

【度会郡】三重県南伊勢町道行竈で耕作放棄地を活用して酒米「神の穂」を栽培し、日本酒を造るプロジェクトに取り組む「チーム道行竈」は、インターネット上のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」のガバメントクラウドファンディング(GCF)で、米の栽培や商品開発などの費用に充てる寄付金の受け付けを始めた。220万円を目標に8月30日まで募集する。

ふるさと納税制度を活用するGCFは、自治体が抱える問題解決のため、寄付金の使い道をより具体的にプロジェクト化し、共感した人から寄付を募る。

昔から米作りが盛んだった同区だが現在は人口が37人まで減少し、高齢化による後継者不足で耕作放棄地が増加。昨年から皇學館大学の千田良仁教授らの協力の下、住民や関係者が水田復活や地域活性化を目的に作った酒米を、伊賀市の若戎酒造が日本酒(純米大吟醸 道行竈)に醸造し、1月から販売している。

今年は酒米作りに加え、道行竈の米としてブランド化するために、復田した45アールの水田にコシヒカリの苗を植えた。ほかにも、団体を法人化して酒販免許を取得予定で、寄付金は日本酒醸造委託や免許取得、栽培にかかる費用などに使われるという。

申し込みは「ふるさとチョイス」で検索し、GCFの南伊勢町プロジェクトページから。返礼品は「純米大吟醸 道行竈」や同町の特産品などから選べる。

島田安明会長(67)は「道行竈を活気のある集落にしていきたい。そのための土台づくりや後継者を増やしていくために応援をお願いします」と話していた。

問い合わせは町観光商工課=電話0599(66)1501=へ。